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東金ダム

(とうがね)

東金ダムは千葉県東金市に位置するダムで、房総半島全域にわたる水資源管理を担う「房総導水路事業」の一環として建設されました。ダム自身の流域面積は0.6平方キロメートルと比較的小規模ですが、重要な水源地としての役割を果たしています。

概要

東金ダムは、香取市佐原の両総用水第一揚水機場から利根川の水を栗山川の源流に導入し、さらに横芝光町の横芝揚水機場から東金ダムに水が送水されるシステムで成り立っています。また、途中に位置する坂田調整池や東金ダムの先にある長柄ダムも連携して、各地域の水道事業に安定した水供給を行っています。

東金ダムの地理とアクセス

東金ダムは東金駅から車で約10分の距離にあり、地域住民の憩いの場としても利用されています。貯水池を周回する長さ3.6キロメートルの管理用道路は一般開放され、ウォーキングやジョギングを楽しむ人々に親しまれています。

「ときがね湖」という貯水池名の由来

東金ダムの貯水池は「ときがね湖」と呼ばれています。これは、この地域が約500年前、鴇(トキ)が舞う自然豊かな場所であったことにちなみ名付けられました。

東金ダムの沿革

東金ダムの建設は、地域の水資源管理と供給の向上を目指して計画されました。その歴史的な経緯を以下に紹介します。

房総導水路事業の始まり

房総導水路事業の計画は1970年(昭和45年)の水資源開発基本計画に盛り込まれました。その後、1971年(昭和46年)には横芝 - 長柄ダム間の建設が開始されました。1977年(昭和52年)には横芝揚水機場が完成し、一部で暫定的に水の供給が開始されました。

東金ダムの建設

周辺の観光と見どころ

東金ダム周辺には、美しい自然景観を楽しむことができるスポットが数多くあります。以下にその一部をご紹介します。

坂田調整池

房総導水路の経路上にある坂田調整池は、東金ダムと連携し水量を調整するために利用されています。この池もまた美しい景色が広がり、散策や自然観察が楽しめます。

長柄ダム

東金ダムからさらに先に進むと、長柄ダムが見えてきます。こちらも房総導水路の一環として機能しており、地域の水道供給を支えています。長柄ダムも豊かな自然に囲まれ、四季折々の風景を楽しむことができる場所です。

アクセス情報

公共交通機関

自動車

東金ダムには自動車でのアクセスも可能です。東金駅から短時間で訪れることができ、無料の駐車場も完備されています。

まとめ

東金ダムは、千葉県東金市に位置する重要な水源地であると同時に、地域住民や観光客の憩いの場としても親しまれています。豊かな自然環境と長い歴史を持つ東金ダムを訪れることで、水資源の大切さを感じるとともに、美しい風景を楽しむことができます。東金市を訪れた際には、ぜひ東金ダムに足を運んでみてください。

Information

名称
東金ダム
(とうがね)

九十九里・茂原

千葉県