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茂原公園

(もばら こうえん)

四季折々の自然と文化が楽しめる総合公園

千葉県茂原市に位置する茂原公園は、自然豊かな環境の中に整備された都市型総合公園です。市街地に近い便利な立地でありながら、園内には桜や梅、ツツジ、アジサイ、モミジなど、四季を彩る多彩な樹木が植えられており、市民や観光客の憩いの場として親しまれています。

自然と共存する公園の構成

起伏ある地形と弁天湖の景観

茂原公園は、標高約20mから50mの地形を活かして整備されており、公園の中央には静かな水面が美しい弁天湖が広がっています。湖を囲むように整備された遊歩道や展望デッキ、広場、ステージ、美術館などが点在しており、自然と文化が共存する空間が魅力です。

四季折々の花々

園内には約2850本の桜が植えられており、春には園全体がピンク色に染まる絶景が広がります。桜だけでなく、初春の梅、初夏のツツジやアジサイ、秋の紅葉など、季節ごとに訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

桜の名所としての茂原公園

「日本さくら名所100選」にも選出

茂原公園は、一般財団法人日本さくらの会によって「日本さくら名所100選」に選ばれており、千葉県内有数の桜の名所として広く知られています。弁天湖を囲むように、ソメイヨシノ約2350本を中心に、ヤマザクラやサトザクラなどが植えられており、見頃となる3月下旬~4月上旬には圧巻の景観が広がります。

茂原桜まつり

桜の季節には「茂原桜まつり」が開催され、園内では太鼓や阿波踊りなどのイベント、地元特産品の販売、屋台の出店などが行われ、例年多くの人々で賑わいます。夜間はライトアップも実施され、幻想的な夜桜を楽しむことができます。

フォトジェニックな朱色の弁天堂

弁天湖に浮かぶ弁天堂の鮮やかな朱色は、桜の淡いピンクと見事なコントラストをなし、多くの写真愛好家にも人気です。春の訪れを彩る風景は、訪れる人々の心を和ませてくれます。

家族で楽しめる多彩な施設

第1広場

第1広場は複合遊具やターザンロープなどが整備された子供向けの遊び場が充実しており、家族連れに人気のエリアです。周囲には桜、ツバキ、ポプラ、プラタナスなどの樹木が植えられており、木陰でのんびり過ごすこともできます。

第2広場

芝生が広がる第2広場ではピクニックを楽しむことができ、野外ステージでは季節ごとのイベントも開催されます。近くには梅園があり、早春には白梅や赤梅が園内を彩ります。

遊具広場(こども広場)

小さなお子様連れの家族にうれしい施設として、グローブジャングル、ブランコ、すべり台、シーソー、鉄棒などの多彩な遊具が揃っており、休憩用のベンチや水飲み場も設置されています。

散策・展望スポット

園内の散策路と外周園路

茂原公園内には全長約1キロメートルの外周園路が整備されており、ジョギングやウォーキングに最適です。道表山の起伏を活かした散策道では、自然と触れ合いながら心地よい時間を過ごすことができます。

展望デッキからの眺望

北側にある道表山の山頂には展望デッキが設けられており、公園全体はもちろん、茂原市街地や遠くの九十九里浜まで見渡すことができます。開放感あふれる絶景スポットとして訪れる価値があります。

文化に触れる施設

茂原市立美術館・郷土資料館

公園の一角には、地元ゆかりの作家による作品を収集・展示する茂原市立美術館・郷土資料館が併設されています。公園で自然に親しんだあとに、静かに芸術や歴史に触れる時間を過ごすのもおすすめです。

アクセス情報

公共交通機関でのアクセス

鉄道

JR外房線「茂原駅」から徒歩で約20分。駅からのアクセスも良く、電車で訪れる方にも便利です。

バス

茂原駅から小湊バスで約7分、西町停留所下車徒歩約10分。各方面からの路線バスが運行されています。

自動車でのアクセス

高速道路

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「茂原長南IC」よりアクセス可能。

一般道路

国道128号線沿い「茂原公園交差点」を左折し、すぐに到着します。

駐車場

園内には無料の駐車場が完備されており、第1駐車場・第2駐車場に加えて、イベント時には臨時駐車場も開放されます。

まとめ

茂原公園は、自然・遊び・文化・景観が一体となった多機能型の都市公園です。春の桜や四季の自然、美術館、郷土資料館など、年齢や目的に応じてさまざまな楽しみ方ができる魅力あふれるスポットです。家族連れ、カップル、写真愛好家、歴史好きなど、どなたでも満足できる茂原公園へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
茂原公園
(もばら こうえん)

九十九里・茂原

千葉県