公園の概要
さんぶの森公園は約12ヘクタールの広さを誇り、「自然とのふれあい」をテーマに作られた総合公園です。園内にはふれあい広場があり、桜の木が植えられているため春には美しい桜が咲き誇ります。また、花の谷では四季折々の花が咲き乱れ、訪れる人々の目を楽しませています。
いこいの広場からやすらぎの池にかけて小川が流れ、夏には水遊びをする子どもたちで賑わいます。周辺には市の出張所などの公共施設も多く、地域住民にも親しまれている場所です。
公園内の主な施設
グリーンタワー
グリーンタワーは、山武杉をイメージした高さ60mのシンボルタワーで、晴れた日には富士山や筑波山、さらに東京スカイツリーまで望める絶景の展望スポットです。しかし、非常用の外部螺旋階段の老朽化により、2021年3月末をもって閉鎖され、今後は行政無線や携帯電話の基地局として利用される予定です。
ふれあい広場
ふれあい広場は広々とした芝生の大広場で、家族でキャッチボールを楽しんだり、ピクニックをしたりと多用途に利用できます。多くのイベントもここで開催され、訪れる人々に憩いの場を提供しています。
いこいの広場
いこいの広場にはアスレチック、バーベキュー広場、ローラースライダーがあり、友達や家族と楽しめるアウトドアエリアです。ローラースライダーは2011年に老朽化により一度撤去されましたが、2014年に再設置され、多くの子どもたちに人気です。
どんぐりの杜
どんぐりの杜は、キャンプを楽しむことができるエリアです。木製デッキが複数配置されており、テントを設置してキャンプを楽しめます。自然に囲まれながらキャンプをすることで、家族や友人と特別なひとときを過ごせます。
花の谷
花の谷は四季折々の花が咲く美しい花壇エリアです。ここでは春には桜、夏にはアジサイやひまわりなど、季節ごとの花々が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。
やすらぎの池
やすらぎの池は水鳥が集まる静かな池で、小川が流れ込み、周辺には小さな池も点在しています。のんびりとした時間を楽しみながら、水辺の自然を満喫できます。
木もれ陽の道・わらびの道
木もれ陽の道やわらびの道といった散策路も整備されており、森林浴を楽しみながら園内を散歩できます。自然に囲まれた道を歩くことでリフレッシュでき、癒やしの時間を過ごすことができます。
交通アクセス
さんぶの森公園へのアクセス方法はいくつかあります。
公共交通機関
- JR東日本総武本線「日向駅」から徒歩約2.5km
- 千葉東金道路「山武成東IC」から車で約10分
また、山武市基幹バス「さんぶの森公園」バス停やちばフラワーバス「さんむ成田線」を利用して、公園近くまで行くことも可能です。
施設データ
さんぶの森公園は年中無休で、24時間利用可能な公園です。ただし、グリーンタワー、キャンプ場、バーベキュー広場の利用についてはそれぞれの休業日や利用料金、利用時間が異なるため、事前に確認することをお勧めします。
その他の施設や周辺施設
公園の近くには次のような公共施設もあります。
- さんぶの森元気館
- さんぶの森図書館
- さんぶの森中央体育館
- さんぶの森交流センター「あららぎ館」
- ランドロームフードマーケット
- 千葉県森林研究センター
これらの施設も公園の周辺でアクセスしやすく、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。
公園整備の歴史
さんぶの森公園は、竹下内閣時代のふるさと創生事業(1988〜1989年)の活用によって、地域振興を目指して整備されました。公園と図書館、ホール、展望タワー、キャンプ場を含む複合施設として、1991年より本格的な整備計画が進められ、総工費約43億円で完成しました。
このプロジェクトには国からのふるさと基金の支援と地方債制度を活用しており、地域にとって貴重な資産となっています。
さんぶの森公園への訪問の楽しみ方
さんぶの森公園は、自然の中でリラックスしたい方や、友人や家族とアウトドアアクティビティを楽しみたい方にぴったりの場所です。四季折々の景色を楽しむことができる花の谷ややすらぎの池、キャンプやバーベキューが楽しめるいこいの広場、展望タワーからのパノラマビューなど、多くの魅力が詰まっています。自然に包まれた環境で、1日中ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。