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鶴谷八幡宮

(つるがや はちまんぐう)

鶴谷八幡宮は、千葉県館山市八幡にある神社で、安房国総社としてその歴史を刻んできました。旧社格は県社で、地域住民からの深い信仰を集めています。

祭神

鶴谷八幡宮の祭神は以下の3柱です。

創建と歴史の歩み

この神社の創建は平安時代初期に遡り、当初は南房総市府中に位置していました。鎌倉時代に総社信仰が衰えると、源氏の影響で八幡神信仰が高まり、現在地に遷座しました。中世には里見氏、江戸時代には徳川幕府から崇敬され、社殿の奉納や社領の寄進を受けています。

昭和51年(1976年)の本殿改修時には、創建1000年を迎え「鶴谷八幡宮」と改称されました。

見どころと文化財

境内の特徴

鶴谷八幡宮の境内には、壮麗な本殿や拝殿があり、その天井には後藤義光作の「百態の龍」の彫刻が施されています。また、長尾藩士の書家・小野鷲堂や幕末の詩人・加藤霞石の記念碑も見どころの一つです。

重要な文化財

祭事

年間を通じて行われる祭事

例大祭「やわたんまち」

例大祭は1000年以上の伝統を誇る南房総地域を代表する祭りで、千葉県無形民俗文化財に指定されています。通称「やわたんまち」と呼ばれ、初日には南房総10社の神輿が参列し、翌日には山車や船が市内を巡ります。例祭の最後には、八幡宮の神輿が浜へ神幸し、放生会が行われます。

現地情報

所在地とアクセス

所在地:千葉県館山市八幡68

交通アクセス:

周辺の見どころ

神社周辺には、安房先賢偉人の顕彰碑や西南の役、日清・日露戦争の記念碑などが点在しており、歴史的な雰囲気を楽しむことができます。

Information

名称
鶴谷八幡宮
(つるがや はちまんぐう)

館山・南房総

千葉県