千葉県 » 館山・南房総

鋸山ロープウェー

(のこぎりやま)

鋸山ロープウェーは、千葉県富津市にある索道で、標高329.5メートルの鋸山へのアクセスを提供する観光路線です。海と山の絶景を一度に楽しめるスポットとして、幅広い観光客に人気があります。

鋸山ロープウェーの概要

基本データ

鋸山ロープウェーは、鋸山山麓駅(標高106メートル)から鋸山山頂駅(標高329メートル)までを結ぶ索道です。

営業時間

季節ごとに異なる営業時間を設定しており、元旦には早朝5時30分からの営業も行っています。以下は通常の営業時間です。

夏季には営業時間の延長が行われます。また、1月中旬には年次検査のため約1週間営業を休止します。

接続路線

ロープウェーのアクセスも便利です。

ロープウェーの歴史

開業と発展

鋸山ロープウェーは1962年に開通しました。以来、多くの改良やゴンドラの更新が行われています。

鋸山の魅力

鋸山とは

鋸山は、千葉県安房郡鋸南町と富津市にまたがる標高329.5メートルの山で、正式名称は「乾坤山(けんこんざん)」といいます。山の名前は、鋸の歯のように見える山肌から由来しています。

山頂からの眺望

鋸山山頂からは360度の大パノラマが楽しめます。東京湾、伊豆大島、さらには富士山までも見渡すことができ、関八州や駿豆二州を一望する絶景スポットです。

観光スポット

鋸山には、日本寺や地獄のぞき、大仏、百尺観音、千五百羅漢など、多くの観光スポットがあります。これらはハイキングコースで巡ることができ、歴史や文化を感じながらの散策が楽しめます。

鋸山の歴史

採石場としての歴史

鋸山は凝灰岩から成り、江戸時代から房州石として建築資材に利用されていました。山肌に残る石切場や搬出路の跡は、現在では産業遺産として観光資源になっています。

鋸山と名山図会

江戸時代には『日本名山図会』にて日本80名山の一つに選ばれ、現代では『日本百低山』に数えられています。鋸山の美しい景観は、多くの人々に愛されています。

日本寺と文化財

鋸山全体が日本寺の境内として使われています。日本寺には以下の文化財があります。

地獄のぞき

地獄のぞきは鋸山の代表的な観光スポットです。山頂の展望台にある岩盤から約100メートルの断崖を見下ろすスリル満点の景色が楽しめます。東京湾や富士山を望む絶景も堪能できます。

石切場跡

江戸時代から昭和にかけて、鋸山は建築用の石材(房州石)の産地として採石が盛んに行われていました。その跡地は現在も残り、産業遺産として注目されています。

文学と美術における鋸山

鋸山は多くの文学作品や美術作品にも登場します。

アクセスと交通情報

鉄道とロープウェー

JR内房線の浜金谷駅または保田駅からアクセスが可能です。山頂へは鋸山ロープウェーを利用すると便利です。

自動車

国道127号や鋸山登山自動車道を利用することで、山頂付近まで車でアクセスできます。また、東京湾フェリーを利用して金谷港からも訪れることができます。

おすすめの楽しみ方

ロープウェーでの旅

鋸山ロープウェーは、山頂までを約4分で結ぶ「動く展望台」です。窓から見える東京湾の絶景を楽しみながら、非日常の体験ができます。

ハイキングと観光

ロープウェーを利用した後は、鋸山山頂の展望台やハイキングコースを巡るのがおすすめです。地獄のぞきや日本寺の大仏など、見どころが豊富です。

学術的な価値

鋸山周辺は、地質や動植物の研究者から「天然の大博物館」として評価されています。自然や歴史に興味のある方にとっても魅力的なスポットです。

まとめ

鋸山ロープウェーは、海と山の両方を楽しめる観光スポットです。絶景を楽しむロープウェーの旅、歴史ある鋸山の観光、自然との触れ合いを通じて、思い出深い時間を過ごせるでしょう。ぜひ一度、鋸山ロープウェーを訪れてみてください。

Information

名称
鋸山ロープウェー
(のこぎりやま)

館山・南房総

千葉県